講義系参考書は読むだけでいい?正しい使い方とは

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参考書には、講義形・網羅系・演習系などの種類があります。

それぞれ特徴が異なるため、役割を理解し、正しい使い方をしなければ宝の持ち腐れとなってしまいます。

自分に必要な参考書を見極めて使い分けすることで、効率よく学習していくことが可能です。

この記事では、講義系参考書について役割や正しい使い方を解説します。


そもそも講義系参考書とは?

そもそも講義系参考書とは、どのような参考書なのでしょうか。

これは、教科書の内容を、わかりやすく説明してくれているものになります。

話し言葉で書かれている参考書もあり、読むことで実際に講義を受けているように読み進められると言えるでしょう。

講義系参考書は、問題数は比較的少なくなっていますが、教科書の内容をさらに詳しく記載してくれているので、理解力を深めることができます。

網羅系参考書との違い

網羅系参考書は、問題を解くためのコツいわゆる解法についてまとめている参考書です。

基本的な問題から応用問題まで、どのようにすれば問題を解くことができるのか紹介されています。

例えば、数学の場合は、公式がまとめられていて、どのように公式をあてはめて問題を解くのか詳しく解説されています。

公式のインプットとアウトプットがしっかり行えるものです。

講義系参考書は、内容をより深く理解するための説明があるので、問題は少ないです。

しかし、講義系参考書を読んでいないと基本がしっかり理解できないことは多いため、網羅系参考書だけでは、公式を使って応用問題を解く力は身につきにくいです。

演習系参考書との違い

演習系参考書は、演習問題が記載されている参考書になります。

演習問題とその解き方などが解説されています。

演習問題は、特に入試問題が中心となっているため、実際に入試で出題された問題にも挑戦することができます。

受験対策を効率よく行いたいと演習問題を何度も解く人もいますが、基本が理解できていなければ演習問題を解けない可能性はあるため、やはり講義系参考書を用いた土台固めは必要です。


講義系参考書は嫌いだからやらない?重要性を理解しよう

講義系参考書は、文章が多く、解説を読んでいてつまらない、眠くなる・・・という人もいます。

沢山のことが書かれているので、読むのに時間もかかってしまいがちです。

そのため、講義系参考書を使わずに、演習系や網羅系の参考書を先に利用するという人もいるでしょう。

しかし、講義系参考書を避けてしまうと、基礎固めが不十分となり、問題が解けない可能性があるのです。

講義系参考書は、基礎的なことを詳しく説明してくれています。

教科書で学ぶ基礎をさらに理解しやすくまとめてくれているのです。

そのため、講義系参考書で理解を深めていなければ、応用問題が解けない、解答できる問題が少ないということになってしまい、成績が伸びにくくなると言えるでしょう。


講義系参考書の正しい使い方

講義系参考書が重要であるということは理解できたと思いますが、正しい使い方ができていなければ、持っている意味がありません。

講義系参考書を最大限活かすために、正しい使い方についても理解しておきましょう。

ざっくり読み流れを追う

講義系参考書は、一度読んだだけですべてを理解することは難しいです。

最初に読む際は、細かな点を理解することは意識しなくて良いので、まずは1周読むということをしてください。

ざっくりと呼んで流れを追います。

なんとなく読んだら、とりあえず問題を解きます。

そして再び参考書を読みましょう。

しっかり読み覚える

1周目に読んでいて理解できていない部分は、2~3周目により重点的に読んでおきたい部分になります。

それ以外の部分も繰り返し読んで理解を深めていきますが、特に苦手になっている問題を正解するために必要な知識を、参考書からインプットしていきます。

そして読むだけで終わらせるのではなく、口に出してみましょう。

こうすることで、さらに理解力が高まります。

問われる箇所を分析し、理解を深める

4周目には、過去問で出題されることが多い内容や、センター試験で出題される可能性が高い問題についてさらに理解するために、読み進めていきます。

様々な問題を解いていると、どのような問題の出題傾向が多いのかということが予想できるようになっていきます。

その点に関して、参考書でさらに理解を深めておきましょう。


成績アップに繋がるおすすめの講義参考書

ここからは、使いやすく成績アップにつながりやすいおすすめの参考書をご紹介します。

各教科別におすすめの参考書をご紹介しますので、選ぶ際のヒントにしてみてください。

なお、参考書を選ぶ際は、どの教科であっても自分が読みやすい・見やすいと感じるか、デザインは気に入るかという点は重要です。

読み進めることが嫌になってしまう読みにくいものやデザインが気に入らないものはおすすめできません。

講義系参考書【英語】

英語は、文法を理解していなければ、問題を解くことができません。

英単語の理解も必要ですが、正しい文法をマスターするために参考書を活用しましょう。

参考書なら教科書よりもさらに分かりやすく文法について書かれています。

英語が苦手と感じる場合、参考書は初心者向けで挿絵や図が取り入れられているものがおすすめです。

楽しく学習を進めやすくなるでしょう。

高校 とってもやさしい英文法 3訂版

引用:Amazon

挿絵が多く、本当にやさしくかかれている英文法の参考書です。

この参考書の場合、本当に英語が苦手という人も理解しやすくなっています。

全体をくまなく網羅してくれているので、基礎固めに役立ちます。

ただし、英文法はしっかりマスターできているという人や、英語は得意という人は、物足りないと感じる可能性があります。

講義系参考書【数学】

数学の場合、公式の成り立ちや意味などが記載されれいる参考書を選ぶことで、公式についてより深く理解できるため、問題も解きやすくなります。

なんとなく公式を覚えてしまうと、応用問題で活用することができません。

公式の意味も理解しましょう。

数学は、講義系参考書で土台を固めておくと、演習系参考書や網羅系参考書の問題をスムーズに解きやすくなります。

やさしい高校数学シリーズ

引用:学研出版サイト

数学が苦手な高校生や大学生に数学を教えていた予備校の先生が書いた数学が苦手な人のための参考書です。

数学に苦手意識を持ってしまうと、公式の理解と暗記自体が嫌になってしまいます。

やさしい高校数学シリーズなら、分かりやすく解説してくれているので安心です。

講義系参考書【世界史】

世界史は、暗記しなければならないことがとても多いです。

試験でも暗記していれば得点を稼ぐことができます。

そのため、重要ポイントをいかにスムーズに暗記できるかということを意識してつくられている参考書がおすすめです。

具体的には、図やイラストが多いもので、暗記事項をポイントにしてまとめてくれているものが良いでしょう。

《新版これならわかる!》ナビゲーター世界史B 1

引用: 山川出版社

世界史参考書の決定版とされている1冊で、原因と結果による分かりやすい解説で、世界の流れをスムーズにインプットしていくことができます。

アウトプットのための別冊もついていて、理解度が深まりやすいです。

さらに面白いエピソードが書かれたページもあるので、楽しく学習できます。

講義系参考書【化学】

科学の講義系参考書は、説明はできるだけ簡潔にしていて、イメージしやすい解説があると理理解しやすいと言えます。

化学も数学のように公式が出てくることがあるため、公式についての理解も深められるものが良いでしょう。

岡野の化学が初歩からしっかり身につく「理論化学」

引用:Amazon

大学受験の参考書で実績ナンバーワンとなっている1冊です。

大手予備校で大人気の先生が書いている1冊で分かりやすい解説で苦手を克服できます。

得点をあげたいという人に役立つ参考書です。

タイトルに「初歩からしっかり身につく」とあるように、初歩からセンター試験まで理解しておくべき内容が網羅されています。


講義系参考書の使い方をしっかりマスターしよう!

参考書の中でも、基礎固めに重要な講義系参考書について、正しい使い方とおすすめの参考書をご紹介しました。

講義系参考書を使うことで、日々の予習・復習から受験対策までしっかりと行うことができます。

問題集と合わせて、気に入った講義系参考書をフル活用し、成績アップと希望校合格を目指しましょう。

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