成績をあげるためには、基礎をしっかり固め、応用問題に対応できる力を身につけておかなければいけません。
そのために役立つとされているのが参考書です。
様々なものが販売されているので、良い参考書やおすすめの参考書を検索している人もいるでしょう。
しかし、参考書は正しく使用しなければ、基礎を固めることができません。
この記事では、参考書をしっかり活用し成績を伸ばすための使い方についてまとめています。
参考書の使い方で成績は大きく変化する
参考書の使い方で成績は大きく変化します。
もし、参考書を使っているのに成績が伸びていないとしたら、選んでいる参考書が自分に合っていないか、使い方が間違っているかのどちらかが原因です。
まずは、自分に合う参考書を選んでいるのか再確認してください。
そしてこれから紹介する使い方で参考書を一冊完璧にこなしましょう。
自分に目的にあった参考書か
参考書を選ぶ際は、目的に合っているかがとても重要です。
そして実力に合った参考書を選びましょう。
受験したい大学のレベルに合わせて参考書を選ぶことも大事ですが、もし、そのレベルまで達していない場合は、まずは基礎固めからしなければならないため、レベルを落として参考書を選ばなければいけません。
また、英語の場合は、英単語の参考書もあれば、リスニングの参考書、長文読解の参考書などがあります。
どの部分を学習したいのかに合わせて参考書を選んでください。
一冊を最後までやり遂げているか
同じ科目の参考書を何冊も持っているということはないでしょうか。
参考書は一冊でも十分です。
何冊も読み比べるよりも一冊を完璧にやり遂げてください。
繰り返し読んで、分からないところや苦手なところは印を入れるなどしましょう。
間違えた問題の解説を読んで、今度はそれを自分の力で解きます。
答えを見て、分かった気分になってしまうだけだと、問題を解く力は身につきません。
理解できているかどうかを自力で解いて確認しましょう。
このように問題を解くことと、参考書を読んで理解するということを繰り返し行います。
参考書を一冊完璧にやり遂げることが重要です。
参考:【医学部受験生必見】記憶力を上げる方法はあるのか?合格のための暗記のコツを解説!
解けなかった問題をマークしているか
問題で解けなかったところは、苦手なところと言えます。
自分で何が苦手なのか、どこが分かっていないのか把握することはとても重要です。
理解できているところは、軽い確認だけして、難しいところ、苦手なところを重点的に行う方が効率的です。
そのためにも、分からないところや間違えているところはマークしておきましょう。
何回間違えているのか分かるように正の字で間違えている回数をカウントしていくようにすると良いです。
参考書ではなくノートを使った勉強法は効果があるの?
参考書を使わず、ノートにまとめる方法で学習しているという人もいるのではないでしょうか。
先生が授業で話したことをノートにまとめたり、参考書を読んでみて自分なりに重要だと感じた点をまとめることは、無駄なことではありません。
しかし、綺麗にノートを完成させることや、参考書レベルにまとめようとすることに時間を割いてしまうと、ノートが仕上がったら満足となってしまうこともあるため注意しなければいけません。
ノートをまとめることは、参考書や問題集を使ったインプットとアウトプットの学習に付け加える余裕がある人におすすめします。
勉強時間に余裕がある人
受験勉強を始めるまでにまだ時間的な余裕があるという場合は、まとめのノートを作っておくと、受験勉強を開始した時、まとめのノートがとても役立ちます。
例えば、高校1年や高校2年の段階で、期末にその期のまとめノートを仕上げておくことができるのであれば、それは受験勉強の際に役立つでしょう。
ノートを素早く完成させることができるタイプなら実践するのがおすすめです。
しかし、時間に余裕がない、すでに高3という場合は、参考書を活用してください。
授業を再現することができる人
ノートを通して、先生が授業で話してくれていたことを思い出せるように書くことができるという場合は、ノートはとても役立ちます。
ノートを見た時、板書を写しただけのものだと重要な部分は理解しにくいです。
先生が話していた内容までノートに記載されていて、授業を再現できるという場合は、ノートが役立ってくれるでしょう。
授業の内容が理解できていて、それをノートにまとめられていると、自分の言葉で説明できるくらいになっています。
参考書を上手に使う4つのコツ
参考書の正しい使い方を知ることで成績をあげることに役立つことが分かりました。
では、どのように使いこなすと良いのでしょうか。
参考書を上手に使いこなすコツを知ることで、効率よく勉強を進めていくことができます。
書き込みに適した参考書を使用する
参考書は、書き込みして使うことができるものを選ぶことで、効率よく学習することができます。
書き込みに適したものとそうでないものがあるので、購入する際は、書き込みに向いているものを選びましょう。
単語帳などの暗記系参考書は、説明をメインにしている講義書タイプの参考書は、書き込みに向いている参考書になります。
ただし、使用しなくなってから売るということを考えている場合は、書き込みすることで他の文字が読めないということがないように丁寧に使用しましょう。
長文読解の場合は、コピーして使用するのがおすすめです。
1冊を繰り返し読み解く
1冊の参考書をしっかりとやり抜くことで、成績が伸びやすくなります。
反復し、記憶を定着させることができるので、参考書はむやみに増やさず1冊をしっかりやり抜きましょう。
1冊に絞ってやり込む際は、まず参考書のタイトルと見出しに目を通して、構成を確認してください。
それから流し読みします。
2回目も流し読みとなりますが、1回目よりさらに意識して読みましょう。
3回目からキーワードや重要な箇所を拾うようにして読んでいきます。
問題集とも併用し、問題で間違えたしまった部分に関連している箇所は、より熟読するようにしてください。
書き込みすぎないようにする
書き込みして使うことで、よりインプットしやすくなりますが、書き込みし過ぎてしまうと、「自分でもよく分からないと」いうことが起こりやすいです。
書き込みする際は、苦手部分や重要箇所に絞って綺麗に書き込んでください。
綺麗に書き込まれていれば、参考書を売りたい場合も、大きく価値が下がることがありません。
なお、参考書の問題部分には、書き込みをしないようにしましょう。
問題部分に解答を直接書き込んだり、ヒントを書いてしまうと、問題を解く力が身につきませんし、繰り返し練習問題を解くことができないからです。
問題集と合わせて復習する
参考書だけ使うのではなく、参考書と問題集を併用しましょう。
参考書で勉強し、問題集でテスト形式で反復することで、少しずつ理解度が高まり、苦手も克服していくことができます。
参考書に書き込みたくない場合はどうしたらいい?
参考書に書き込みできる場合でも、できれば書き込みは避けたい、使用した後、誰かにあげたり、売ることを考えると、自分の字が見られないほうが良いと思うこともあるでしょう。
そのような人は、書き込みを付箋で行うのがおすすめです。
付箋を使うことで、書き込みと同じような参考書の使い方ができます。
覚えられていないところにだけ付箋を貼る
自分が苦手なところや覚えることができていないところには、付箋を貼っておきましょう。
付箋がマークの代わりになります。
付箋には、簡単にメモ書きもできるので、重要ポイントも書くことができます。
付箋があるところは、すぐに確認できるので、テスト直前の最終確認の際も便利です。
付箋の種類を増やしすぎないようにする
付箋を使用する際は、項目ごとに数種類の付箋を使い分けすると良いです。
付箋は色々な色があるので、色で使い分けしても良いでしょう。
ただし、あまりにも沢山使用してしまうと、分かりにくくなってしまうことがあるので、最低でも4種類までにするのがおすすめです。
項目別にすることで、よりスムーズに自分の苦手なところや、重要ポイントの再確認ができます。
参考書の使い方をしっかりマスターしよう
参考書は持っているだけでは、成績はあがりません。
参考書をどのように使うのかが、成績を伸ばすポイントになってくるのです。
ご紹介した方法を参考にして、参考書をしっかり仕上げて、受験対策で役立てていきましょう。
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